「ブレザーって学生っぽく見えない?」「ビジネスで着ても大丈夫?」そんな不安を抱えている方も多いのではないでしょうか。
実は、選び方と着こなし方次第で、ブレザーはビジネスシーンでかなり使える優秀アイテムになります。この記事では、失礼にならないブレザーの選び方から、即戦力のコーデ術まで、実践的なテクニックをお伝えしていきます。
目次
この記事でわかること
- ブレザーとスーツジャケットの決定的な違いと使い分け方法
- ビジネスシーンで失礼にならないブレザーの選び方
- シーン別の最適なコーディネート術
- 年代に応じた着こなしのコツ
- 即実践できる王道ビジネスブレザーコーデ8選
- よくある失敗例と避けるべきNGパターン
- ブレザーを長く愛用するためのお手入れ方法
ブレザーをビジネスで着るメリットとスーツとの違い
ブレザーとスーツジャケットの決定的な違い
「ブレザーとスーツって何が違うの?」って疑問に思ったことありませんか?見た目は似ているけれど、実はけっこう違いがあるんです。
まず販売方法から違います。スーツは上下セットで売られているのが普通ですが、ブレザーは単体売りが基本。これがかなり重要なポイントで、ブレザーなら色んなパンツと組み合わせて楽しめちゃいます。
私も普段からブレザー溺愛中です(どゆこと)
でも、それでけ着こなしの幅がヒロインです。デニムと合わせたりチノパンを合わせたり、ビジネスではスラックスでかっちりめに、そんな感じで。
また、構造面でも違いがあって、スーツには肩パッドがしっかり入っていますが、ブレザーは薄いか全然入ってないのが基本。ですので、ブレザーの方が自然で軽やかな感じに仕上がります。肩に力が入ってない感じって、意外と好印象を与えることもあるんですよね。
ボタンの素材も見逃せないポイント。スーツは水牛や貝ボタンが多いけど、ブレザーといえば金属ボタンが定番。この金属ボタンがあるだけで、「あ、これブレザーだな」って分かります。
ポケットの作りも全然違って、スーツは内側に切り込みを入れたセットインポケットでフラップ(蓋)付きが普通。でもブレザーは外付けのパッチポケットだったり、フラップなしだったりすることが多いんです。
ビジネスシーンでブレザーを選ぶ3つのメリット
ブレザーをビジネスで使うメリットって、実はけっこうあるんです。
一番のメリットは、とにかくコーデの幅が広がること。1着のブレザーがあれば、グレーのスラックス、チノパン、コーデュロイパンツなど、いろんなボトムスと組み合わせられます。同じブレザーでも、合わせるパンツ次第で全然違う印象になるから面白いですよ。
コスパの良さも見逃せません。質の良いスーツを何着も買うのって、正直お財布に厳しいですよね。でもブレザー1着と何本かのパンツがあれば、スーツ何着分ものバリエーションが作れちゃいます。
それから、印象のコントロールがしやすいのも魅力。スーツほど堅くなく、でもカジュアルすぎない絶妙なバランスを保てるから、相手や場面に応じて親しみやすさから信頼感まで、色んな印象を演出できます。
ビジネスで失礼にならないブレザーの選び方5つのポイント
色選びで印象が決まる|ネイビーの濃淡活用術
ブレザー選びで一番大事なのが色選び。特にネイビー系は、ビジネスシーンでは鉄板色です。
明るめのネイビーは、若々しくて爽やかな印象を与えてくれます。20代や30代前半の方なら、フレッシュさをアピールするのにピッタリかも。一方、濃いネイビーは落ち着きと重厚感があって、年齢やシーンを選ばずに使える万能選手です。
ネイビー以外だと、ブラックやダークブラウンも選択肢に入ります。少しライト雰囲気であればブラックウォッチ柄とかもいいですね。
ただ、初めてビジネスブレザーを買うなら、まずはネイビーから始めるのがおすすめ。失敗しにくいし、コーデも組みやすいですからね。
生地素材別の特徴と季節に応じた選び方
ブレザーの生地選びって、見た目だけじゃなくて着心地にも大きく影響します。
ウールサージは王道中の王道。適度な光沢があって丈夫だし、オールシーズン使える優秀な素材です。ビジネスシーンでも全然浮かないし、まず間違いないでしょう。
秋冬にはフランネルがおすすめ。温かみのある質感で、上品な印象を与えてくれます。起毛感のある表面が、カジュアルすぎず硬すぎない、ちょうど良いバランスを作ってくれるんです。
暑い季節には、ホップサック織りやコットンブレンドが活躍します。通気性が良いから、夏でも比較的快適に過ごせるはず。ただし、あまりカジュアルすぎる素材だとビジネスには向かないので、その辺りは注意が必要ですね。
シングルとダブルの使い分け方
ブレザーには、シングルブレストとダブルブレストの2種類があります。
シングルブレザーは、スッキリしたシルエットが特徴。ビジネスカジュアル初心者には、こちらがおすすめです。どんなパンツとも合わせやすいし、失敗のリスクが低いんです。
ダブルブレザーは、より重厚感があってフォーマルな印象。大事な商談とか、きちんと感を出したい場面では効果的かもしれません。ただ、体型によっては着膨れして見えることもあるので、必ず試着してからの方が良いでしょう。
即実践!王道ビジネスブレザーコーデ8選
【コーデ1-4】オフィス基本スタイル4選
紺ブレ×グレースラックス×白シャツの王道スタイル
まず押さえておきたいのが、この組み合わせ。濃紺のブレザーにミディアムグレーのスラックス、きれいな白シャツという、もう鉄板中の鉄板です。
この組み合わせの良いところは、とにかく失敗しにくいこと。ビジネスシーンで求められる信頼感と品格を、自然に演出してくれます。ネクタイはソリッドカラーのネイビーやバーガンディを選べば、統一感のある上品な仕上がりになりますよ。
紺ブレ×チノパン×ボタンダウンシャツのカジュアルスタイル
オフィスカジュアルが許される職場なら、この組み合わせがかなり使えます。ネイビーブレザーにベージュのチノパン、白や淡いブルーのボタンダウンシャツという、アメトラテイストを取り入れたスタイル。
親しみやすさと知性を両立できるから、チームワークを重視する職場や、クリエイティブな業界では特に好印象を与えられるかもしれません。
紺ブレ×ベージュパンツ×ポロシャツの夏スタイル
クールビズの季節には、このスタイルが活躍します。ネイビーブレザーにベージュのパンツ、上品なポロシャツの組み合わせ。涼しげでありながら、品格もしっかりキープできます。
ポロシャツは白や淡いブルーなど、清潔感のある色を選ぶのがポイント。あまり派手な色だと、ビジネスシーンには不向きになっちゃいます。
ダブルブレザー×ダークグレースラックスのフォーマルスタイル
重要な会議や商談では、このスタイルが威力を発揮します。ダブルブレストのネイビーブレザーにダークグレーのスラックスという、スーツに負けない正統派の組み合わせ。
シャツは白、ネクタイはシルバーグレーやネイビーなど、控えめで上品な色をチョイス。相手に「この人、できる!」って印象を与えられるかもしれませんね。
【コーデ5-8】シーン別応用スタイル4選
営業・商談向けの信頼感重視スタイル
お客さんとの大事な商談では、相手に安心感を与える配色がカギ。濃紺のブレザーに濃いめのグレースラックス、白シャツにソリッドネイビーのネクタイという組み合わせなら、誠実さと専門性をしっかりアピールできるでしょう。
あまり派手な要素は入れずに、堅実で信頼できる印象を大切にするのがコツです。
プレゼンテーション向けの存在感アップスタイル
大勢の前でのプレゼンでは、適度な存在感が必要ですよね。少し明るめのネイビーブレザーに、白シャツ、印象的だけど派手すぎないネクタイを合わせれば、聴衆の注意を引きつけられるはず。
ただし、あまり目立ちすぎると内容より見た目に意識が向いちゃうので、バランスが大事です。
懇親会・パーティー向けのおしゃれスタイル
ビジネス関連のパーティーでは、カジュアルダウンしつつもセンスの良さを見せたいところ。ブレザーにチノパンツ、ニットタイやポケットチーフなどの小物を効かせれば、親しみやすさとおしゃれ感を両立できるでしょう。
堅すぎず、でもだらしなくない、そんな絶妙なバランスを狙ってみてください。
出張・移動時の機能性重視スタイル
長時間の移動や出張では、何といっても機能性が大事。シワになりにくい素材のブレザーに、同じく機能性重視のパンツを合わせれば、見た目と実用性を両立できます。
最近は高機能な素材のブレザーも増えているので、そういったアイテムを選ぶのがおすすめですね。
ブレザー着用時のよくある失敗例とNG回避法
学生っぽく見えてしまう5つの原因と解決策
ブレザーを着る時に一番気をつけたいのが、学生っぽい印象を与えちゃうこと。これって意外とやりがちな失敗なんです。
最大の原因はサイズ感の問題。肩幅が合ってない、袖が長すぎる、着丈が短すぎるといった問題があると、どうしても幼い印象になっちゃいます。ブレザーは特にサイズ感が重要なので、必ず試着して、必要ならお直しすることをおすすめします。
色選びも大事なポイント。明るすぎるブルーとか、コントラストが強すぎる配色は、どうしても学生っぽく見えがち。ビジネスシーンでは、もう少し落ち着いた色味を選ぶ方が無難でしょう。
小物使いでも印象は大きく変わります。カジュアルすぎるローファーや、派手すぎるネクタイは避けた方が良いかもしれません。
避けるべきNGコーディネート事例
絶対に避けたいのが、スーツのパンツとブレザーを組み合わせること。上下の素材感や色味の違いで、なんとも言えない違和感が出ちゃいます。
それから、エンブレムや校章が付いたブレザーをビジネスで使うのもNG。これらは特定の組織への所属を示すものなので、一般的なビジネス用途には向きません。
あと、あまりにもカジュアルな素材のブレザーも、ビジネスシーンには不適切。例えば、デニム地のブレザーとかは、どんなにきれいに着こなしても、やっぱりビジネスには向きませんね。
ブレザーのお手入れと長持ちさせるコツ
日常メンテナンスで差がつく管理術
ブレザーを長く愛用するには、日々のお手入れが欠かせません。
着用後は必ずブラッシングを。ウールブラシで生地の流れに沿って優しくブラッシングすることで、ホコリや汚れを落とし、生地の風合いも保てます。
ハンガーにかける時も注意が必要。肩の形をしっかり保てる厚みのあるハンガーを使って、型崩れを防ぎましょう。針金ハンガーなんかは絶対にNG。
これ、意外と知られていないことですが、スーツの組上やブレザーのようなジャケットにこれまで述べてきていますが、パッド等の付属物が入っています。
それは肩回りから胸元にかけえてを立体的に見せるためのものですので、疑似的に肩を再現し、型崩れを防止するために厚めなハンガーが必須なのです。
湿気対策も重要です。着用後は少し風通しの良いところに掛けてから、クローゼットにしまうようにしてください。
プロクリーニングの活用法
どんなに気をつけていても、やっぱりプロのクリーニングは必要。特にウール素材のブレザーは、家庭では洗えないことが多いですからね。
クリーニングの頻度は、着用頻度にもよりますが、シーズンに1〜2回程度が目安。あまり頻繁にクリーニングに出すと、逆に生地を傷めてしまうこともあるので注意が必要です。
信頼できるクリーニング店を見つけて、長期的な関係を築くのがおすすめ。ブレザーの特徴を理解してくれる店なら、より適切なケアをしてもらえるでしょう。
まとめ|ブレザーでワンランク上のビジネススタイルを実現
今すぐ実践できる3つのステップ
ブレザーをビジネスで活用するなら、まずは手持ちのアイテムをチェックしてみてください。意外と使えるパンツがあるかもしれません。
次に、濃紺のシングルブレザーを1着購入。これがあれば、グレーのスラックスやチノパンツとの組み合わせで、かなりのバリエーションが作れます。
そして実際にコーデを組んで、鏡の前でチェック。最初は慣れないかもしれませんが、だんだんコツが掴めてくるはずです。
ブレザースタイルで差をつける最終チェックポイント
ブレザーを着こなす上で大切なのは、全体のバランス。一つ一つのアイテムは良くても、組み合わせた時の印象が微妙だったら意味がありません。
細部への配慮も忘れずに。シャツの襟の収まり具合、パンツの丈感、靴との色合わせなど、小さなポイントが全体の印象を左右します。
最後に、自信を持って着ることが何より大切。ブレザーは、正しく着こなせばビジネスシーンで強力な武器になります。この記事で紹介したポイントを参考に、あなたならではのブレザースタイルを見つけてくださいね。
それでは、また次回のブログで。
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